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お話伺いメモ 2005/7/9

70代男性、ご夫妻二人暮らし。震災はもう思い出したくないというお話しの中に、在庫品の全てを失ったご商売の方にもたらした震災の悲劇を垣間見た。これは借金地震だ、との明快なお話し。身体を半分戦争の中に置いてきた、と心に秘める多くの一端を語られた。

60代女性、一人暮らし。ペッチャンコの家のなかに埋まっていた。コタツが無ければ死んでいたと言われる。救援物資は何も、毛布一枚もらわなかったという。3月に水がでるまで仕事にならなかったというご商売の方の実体験をうかがう。

80代後半男性、息子さんと二人暮し。兵庫で自家商店が被災全壊。公費解体で、今では土地も手放す。地震で商売は止めたが、避難所でボランティアとして腕を振るわれた。仮設に移ってすぐ脳梗塞で車椅子生活になり骨折も。13年の洪水やシナ事変、大東亜戦争と2度にわたる出征から奇跡的に生還されたお話しなど戦争体験も、車椅子の上からお伺いした。

お話伺いメモ 2005/7/23

70代女性。震災で10年来のお店がつぶれ、4年前にご主人を失われた。趣味を生かした前向きの生活を様々にお話伺い。一人ぼっちではだめだと言われる。

50代男性。地震の前に数々の予兆に出会う。若い頃の事故とこの震災でダブルパンチ。今でも何度も倒れる。子供のころの珍しい楽しいお話などを交え、約1時間のお話し伺い。

40代男性。真夏には43℃になる部屋の構造を訴えられる。せめて外気と同じ温度に。熱中症で死んでも「コドク死」ですまされるんやろね、つらいもんなやと訴える。

80代女性。13年の水害で床上浸水。戦災で爆弾におわれて町中逃げ回った。震災で神戸の親戚は全部やられた、とこの70年来を一気に思い出し話される。

40代女性。最近、自律神経失調が発病。子供を連れた仮設住宅のつらい生活など震災以来のつみ重ね。地震が来たのですべてが狂った、と約1時間のお話伺い。


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