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お話伺いメモ 2007/4/14

80代、90代ご夫妻。灘区で全壊。きれいに片付いたお部屋でお話を伺う。ゴーという音がしてドスンドスンドスン。幸いお怪我はなく近くの学校へ避難。年老いてからの地震はショックが大きい。20年前からボランティアをしておられた。他人に迷惑かけずにここまで来れて良かったといわれる。ユーモアも交えて40分のお話を伺う。

60代女性、灘区で全壊。3世代4人が無事だった。角地なので車が突っ込んできたと思った。倒れたタンスと飛んで来たテレビにはさまれた空間で助かった。町内で4・5人亡くなっている。運がよかった。仮設も当るのが最後、ここも当るのが最後でこれは辛かった。震災を通じて一番印象に残ったことは、自衛隊の救援のお風呂のこと。命助かったが、生きることもしんどいと、戸口で30分のお話を伺う。

50代女性、犬を抱えて出て来られた。犬はここで飼えないので、家で飼って、毎日ここへつれてきていますと、居住者の娘さん。灘区で全壊、震災で何も苦労したことは無い。知人が多く、みなさんに助けてもらいました。動物がいるとなごみますから毎日つれてくる、とのこと。

70代女性、灘区で全壊。震災はエゲツナイ。人生計画が一瞬にして潰れた。2階の子供たちはすぐ出たが1階の夫婦は閉じ込められた。着のみ着のまま穴から引きずりあげてもらう。田舎に疎開中に、家のもの貴金属など全部盗まれた。なんのためにこの5・60年苦労したのか。娘は振袖を見たくないと言う。友達も亡くなっている。ご主人も病気で亡くなり、前の生活を思い出す。生き埋めの子をフランスのレスキュー犬が助けたのも見た。10年経ってやっと話せるようになったと言われる言葉が印象的だった90分のお話しを伺う。

12歳、男の子。震災直後に生れた。見せていただいたアルバムには3日後にお父さんが撮ったといわれるグシャッとなった家の写真。その家がどこかなど聞いていないという。ご両親の想いがこちらに伝わってくるような訪問となった。

お話伺いメモ 2007/4/28

※メモが残っていませんでした、すみません。


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