トップお話伺いメモ2009年お話し伺い訪問メモ>7月

お話伺いメモ 2009/7/11

60代男性、奥さんと2人暮らし。室内にて1時間程度お話伺い。昭和45年から住んでいた中央区内の市営住宅で被災。半壊となるがご自身に怪我は無し。奥様が炊事中であったが焼けどを負う。奥様の母親が西宮で亡くなる。その後小学校で避難生活をおくる。仕事もしていたが十分に睡眠が取れず。自衛隊の風呂に入った。シャワーのサービスがあり助かった。その後被災した市営住宅を応急処置し再入居(現在住宅は取り壊され現在は更地となっている)。個人営業で保険には加入されておらず国民年金のみ。まわりには無年金の方もおり生活保護に頼っているとの事。3年前に肺炎を患い禁酒・禁煙を継続。ただやめたら元気が無くなる。付き合いも無くなる。2年前に肩が複雑骨折となり仕事を休んでいる。今の住宅は1DKの一人暮しが多い。「9割方は震災を知っとるんかな」との事。部屋の中は整然としていた。話途中に奥さんからお茶をごちそうになったが奥さんも元気そうであった。口調もしっかりしておられた。途中で窓を開けて頂いたが、国道・高速道路沿いでクルマを音で騒がしかった。

お話伺いメモ 2009/7/25

60代女性,2人暮らし。灘区で被災。母が避難所になじめず,自宅前の空家に入居。この復興住宅には竣工当初から。兄が7年前に亡くなってから母は認知症になり現在入院中。寂しがらないように犬を飼っている。

70代女性,2人暮らし。中央区で一部損壊。修繕中は近くの小学校に半年避難したが,その市営住宅の解体により,5年前この復興住宅へ。訪問時は出かける準備をしていた。西区に住んでいる息子さんがむかえに来て,お嫁さんがつくった料理を戴くとのこと。圧迫骨折のため腰や足を痛めて入院し,一時は車いす生活になったが,今では歩行器を使用して歩けるほどに。ご主人も5〜6回入院した。震災のことは忘れた。十何年も経ったら思い出になることもあるが,逃げたことなどイヤなことは忘れた。

30代男性。中央区で一部損壊。一般入居の抽選を受付るようになって間もなくである2年前に,この復興住宅に。被災当時は高校3年生で,通っていた学校は休校になり,進路のことで走り回って大変だった。


2009年お話伺いメモ目次に戻る